ユウシュンラン 【祐舜蘭】 ラン科 キンラン属 学名:Cephalanthera erecta var. subaphylla

 北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の森林内など低地〜山地の林内に生え、茎の高さは20〜40cmの多年草。
花期は5〜6月で茎頂の花序に、長さ約1cmの白色の花を2〜4個つき、花被片相互に少し隙間があり、距が顕著に前に突き出る。個体数は少ない。
ギンランの変種で、葉が鞘状に退化し小さいことが見分けるポイントである。
やや湿った腐葉土に生え、葉は上部の1個だけが大きく、その他は退化して鱗片状になる。
 名は植物学者の工藤祐舜の功績を称えてつけられ、北海道から絶滅危惧種(En)、環境省からは絶滅危急種(VU)に指定されている。


2008/4/28 双葉郡楢葉町 撮影:黒田豊氏


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