ウルシ 【漆】 ウルシ科 学名:Rhus verniciflua
別称:うるしのき 乾かした後しばらくして蝋を採り樹皮を傷つけて生漆を採る。生漆中にはウルシオール・酸化酵素・ラッカーゼ及びゴム質を含む。
漆の成分は、おもにウルシオール、水分、ゴム質、含窒素物からなっており、かぶれの原因は成分の70〜80パーセントをしめるウルシオールにある。
日本産の漆はとくにウルシオールの含有量が多く、漆塗りにした場合、伸びがよく透明度も高いということだが、かぶれるリスクも高いのである。
しかし、かぶれるかかぶれないかは体質の個人差が大きい。 敏感な人はウルシの木の下を通っただけでもかゆくなったり皮膚炎をおこし、ひどいときは全身が発疹で水脹れのようになったり熱が出て入院することもあるという。
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