トウヤクリンドウ【当薬竜胆】 リンドウ科リンドウ属 学名:Gentiana algida

 本州中部以北に分布し、高山の風衝草原や礫地などに生える高さは10〜15pほどの多年草。
 日本に分布するリンドウとしてはただ1種本種だけがクリーム色である。細長い根生葉があり、8〜9月の夏の終わりに鐘のような形をし、淡黄色に緑色の斑点のある花を2〜3個ずつ頂茎につける。日が差さないと花を開かない。
 全草が苦く、当薬の別名を持つセンブリと同じく胃の薬として珍重され、乱獲された。和名のトウヤクリンドウは薬になるリンドウの意味。


2008/7/30 至仏山 撮影:黒田豊(双葉郡楢葉町)氏

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