トチバニンジン 【栃葉人参】 ウコギ科トチバニンジン属  学名 Panax japonicus

 北海道、本州、四国、九州各地の山地のやや湿った林床に希に見ることのできる草丈は50〜80cmの多年生草本植物。花期6〜8月。花は淡緑色で直径約3mm
 茎の中ほどに掌状複葉の葉を3〜5枚輪生する。小葉は5枚で長楕円形。地上部はオタネニンジンに似る。
根茎を湯通しして乾燥したものが生薬チクセツニンジン(竹節人参)であり、健胃、去痰薬として用いられる。日本漢方独特の生薬である。名の由来は葉がトチノキの葉に似てオタネニンジンの仲間であることによる。


2007/8/8  双葉郡楢葉町木戸川渓谷 撮影:黒田豊 氏(楢葉町)

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