テッポウユリ 【鉄砲百合】 ユリ目ユリ科ユリ属 学名 Lilium longiflorum

    ユリはイギリスの王立園芸協会により、野生種と交雑品種を含めて9グループに園芸分類された。
    @アジアティック Aマルタゴン Bマドンナリリー Cアメリカユリ Dロンギフローラム
    Eオーレリアン・トランペット Fジャパニーズ・オリエンタル Gその他 H種と変種
    テッポウユリは第5群に属す。



 日本の南西諸島および九州南部が原産で、本州以東では園芸用に移入されたものが分布する多年生草本球根植物。
沖縄県では自生種が群生する様子が見られる。丈が50cm〜1m程度に生長し、楕円形で長い葉をつけ、葉脈は水平方向に入る。
 原産地での花期は春4〜6月で、茎の頂上に純白で細長いラッパに似た形の筒状の花を横向きに咲かせる。
花長は10〜15cm、直径5cmほど、花弁が6枚あるように見えるが根元がつながっており筒状になっている。雌雄同花である。
 本種は外見・生態上の特徴がタカサゴユリに酷似するが、一般にタカサゴユリよりも小型であり、葉が太めで、花が白く筋などが入らない点で区別する。ただし、本種はタカサゴユリとの園芸交雑種が多く、変異も起きやすいとされ、違いが判別しにくい場合も多い。
別名:リュウキュウユリ(琉球百合) 
 多くの百合は花の根本近くから花弁が分かれているが鉄砲百合は筒状になっていて先の方が分かれている。
最近の園芸品種は矮化処理をしたのが多い。鉄砲百合も本当はかなり草丈は高い。

2008/9/4 双葉郡楢葉町 撮影:黒田豊氏
テッポウユリ 【鉄砲百合】 ユリ科

2001/5/27 双葉郡浪江町西台  @群アジアティックの「シナイ」 Lilium cv. Sinai
シナイ 【@群アジアティック】 ユリ科


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