タネツケバナ 【種浸け花】 アブラナ科タネツケバナ属 学名:Cardamine flexuosa

 北海道、本州、四国、九州、北半球に広く分布する。
山麓の田畑、野原、湿地など湿ったところに普通に群生する草丈20〜30cmの2年草。
和名の由来は苗代に籾を播くため、籾を水に浸けるころに咲くことからついた。
 茎はやや葡状し、葉は奇数羽状複葉、頂小葉がもっとも大きく、円形から楕円形の小葉は3〜10数枚といろいろ。
 花期は3〜6月で白色で花弁は4枚の十字花であり、雄しべも4本。直径4〜5mmと小く。果実は長さ約2mmの細い円筒形。10月頃に発芽し、ロゼットで越冬し、春に花を咲かせるが、秋にも花を付けるものがある。


2008/3/29 双葉郡楢葉町 撮影:黒田豊氏(楢葉町)

back to top