スイカ 【西瓜 水瓜】 ウリ科スイカ属 学名:Citrullus lanatu

 果実を食用にするために栽培されるウリ科の蔓(つる)性一年草。 原産は熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯。
 日本に伝わった時期は定かでないが、室町時代以降ではないかと言われる。
 夏に球形または楕円形の甘味を持つ果実を付ける。果実は園芸分野では果菜(野菜)とされるが、青果市場での取り扱いや、栄養学上の分類では果物あるいは果実と分類される。
 葉は切込みがふかく、丸みを帯びている。葉身は約25cm。雌雄異花で花色は黄色。雌花は子房下位。水に濡れると花粉が破裂するため、受粉後約4時間以内に降雨に遭うと着果せず、自家受粉では良質な実は着果しない。果実の外観は緑色に深い緑色の縦縞が入ったものが一般的であるが、薄緑色のものや黒に近い深緑色のものもある。果肉の色は赤もしくは黄色。大玉の品種で糖度は11〜13度程度。果実中心及び種子周辺の果肉の糖度が最も高い。


2008/8/12 双葉郡楢葉町 撮影:黒田豊 氏

back to top