シデシャジン 【四手沙参】 キキョウ科シデシャジン属 学名:Phyteuma japonicum(Asyneuma japonicum)

 北海道、本州、四国、九州に分布し、山地に生える多年草で茎は高さ0.5〜1mになる多年草。
 葉は互生し、上部の葉は小形で無柄、下部の葉は短い柄があり、卵形または長楕円形先はとがり、ふちに不ぞろいの鋸歯がある。
 花は期夏〜初秋(6〜8月)に茎頂と上部の葉腋からのびた総状花序をつくり,青紫色の花をつける。花冠は 5 枚で細長く反り返っている花柱も長く突き出し、柱頭が 3 裂する。離弁花植物のように見えるが、キキョウ科なので合弁花である。
 和名は花冠が細く裂けるのを神前に供える神の四手(シデ)にたとえたもの。


2008/8/3 国見山 撮影:黒田豊(双葉郡楢葉町)氏


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