サルスベリ 【猿滑り・百日紅・紫薇花】 ミソハギ科サルスベリ属 学名:Lagerstroemia indica

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 サルスベリ(百日紅=ヒャクジツコウ、Lagerstroemia indica)は中国南部原産のミソハギ科の落葉小高木で、8月頃咲く紅または白色の花が美しいので庭や公園などに植えられる。
 葉は対生。花は円錐花序になり、がくは筒状で6裂、花弁は6枚で縮れている。果実は円いさく果で種子には翼がある。サルスベリの名は幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新して行くことによる(樹皮の更新様式や感触の似たナツツバキやリョウブをサルスベリと呼ぶ地方もある)。英語名Crape myrtleはミルテの花に似て花弁が縮れていることから。中国では紫微(宮廷)によく植えられたため紫薇と呼ばれる。
 同属は熱帯・亜熱帯に分布し、日本では南西諸島にシマサルスベリL. subcostata、ヤクシマサルスベリL. faurieiが自生する。東南アジア原産のオオバナサルスベリ(バナバ)L. speciosaは観賞用に栽培するほか、葉を「バナバ茶」として飲用する。


2001/6/29 (花 2001/7/27) いわき市四倉町 福島県いわき海浜自然の家エリア内
サルスベリ 【猿滑り・百日紅・紫薇花】 ミソハギ科

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