サラシナショウマ 【晒菜升麻】 キンポウゲ科サラシナショウマ属 学名 Cimicifuga simplex

 北海道・本州・四国・九州の山地・低山,高山・亜高山の落葉樹林の中、原野・草原に分布する。草丈はひざ〜背丈。
 6〜10月に茎の上部で枝分かれし、長さは10〜30cmの花穂が太くて白く長いブラシのような花の集団で夕暮れの草原でもよく目立つ。
一つの花のうち白色の花弁状の萼と、萼より小さい花弁は、開花すると落ちる。残るのは多数の雄しべで、5〜6mmのへら形で先の方が太い。花穂は円柱形 花に柄があり花穂は太い 花柄は約1cm弱なので花は茎に接しない。
 サラシナというのは、若菜を茹でて水で晒して食用にすることからついた。升麻とは葉が細かく分かれて三角形状に広がった葉をもつ草のこと。
葉は2回〜3回3出複葉。小葉は卵形か楕円状、3深裂。


2006/9/30 甲子温泉 奥甲子から新甲子の道路沿い 撮影:双葉郡楢葉町 黒田豊 氏
サラシナショウマ 【晒菜升麻】 キンポウゲ科サラシナショウマ属属

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