ラッキョウ 【辣韮、薤、辣韭、学名】 ユリ科ネギ属 学名: Allium chinense syn. Allium bakeri
中国、ヒマラヤ地方が原産k多年草。ニンニクやニラと同じアリル硫化物特有の強い匂いと辛味を持つ白色または紫色を帯びた白色の鱗茎を食用とする野菜。
主に塩漬け、甘酢漬け、醤油漬けで食べ、薬効も多く、鳥取県(鳥取砂丘)・福井県(三里浜)の特産品。
別名は「オオニラ」、「サトニラ」。
日本では軟白栽培された若摘みのラッキョウ(根ラッキョウ)が「エシャロット」という名前で売られており、よく混同される。
エシャロット(仏:Echalote)は、ネギ科(クロンキスト体系以前の分類法ではユリ科)の多年草。
英語ではシャロット(shallot)。中国では胡葱(フーツォン)、台湾では紅?頭(アンチャンタウ)。中東原産で、十字軍がヨーロッパに持ち帰ったとも言われる。鱗茎の皮の色はタマネギに似ている。
日本でエシャレットの商品名で販売されているほとんどの物が、生食用に軟白栽培されたラッキョウ(Allium bakeri)である。この一年物の早獲りラッキョウに「エシャレット」という商品名を命名したのは東京築地の青果卸業者である。
名付け親である青果卸業担当者は『「根ラッキョウ」の商品名では売れないと思ったのでお洒落な商品名を付けた』と語っている。「エシャレット」が商品化された1955年頃はまだ日本で本物のエシャロットが一般的でなかったので問題はなかった。しかし今となっては非常に紛らわしい。日本では殆どの者がこれをフランス料理で使用される本物のエシャロットと混同している。同じネギ属の同属異種植物ではあるが、エシャロットとラッキョウでは見た目も味も違う。
エシャレットは、静岡県の遠州地方で特に多く栽培・消費されており、初鰹の付け合わせとして欠かすことのできないものになっている。味噌やマヨネーズを塗って丸齧りする食べ方もある。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|