オタカラコウ 【雄宝香】 キク科メタカラコウ属 学名:Ligularia fischeri

 本州(福島県以西)、四国、九州に分布し、深山の沢沿いや亜高山の森の縁などに生育する草丈1〜2mの多年草。夏から秋(7〜9月)にかけて、茎の上部(花序の長さは40〜80cmほど)に黄色の頭花を総状につける。頭花は8個前後の舌状花がある。(よく似たメタカラコウは頭花が3個以下の舌状花で、オタカラコウに比べ貧弱)。和名の由来は、花や花穂のイメージから、メタカラコウに対し、がっしりした感じを表すために「雄」をつけた。宝香とは香料の1種で、オタカラコウの根の香りがそれに似ているので名づけられた。


 2004/8/22 鏡山(西会津町) 撮影者:黒田豊(楢葉町)


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