オオバショウマ 【大葉升麻】 キンポウゲ科サラシナショウマ属 学名:Cimicifuga acerina

 北海道・本州・四国・九州に分布し、山地・低山、森林・林縁に生え、草丈70〜120cmにもなる大形の多年草。
大きさの割りには目立たなく、木陰にひっそりと佇む印象。花期は8〜9月で茎の頂上部に白色の花をブラシ状に細長く穂状花序に咲かせる。蕾からは想像できないが、1つ1つの花は花火のような姿になる。葉は茎とは別に地面から出ている。名前の通りに葉は大きく、長さ10〜20cm。遠目にはサラシナショウマとよく似るも、葉の違いで容易に区別できる。また,サラシナショウマの花には柄があり、花序がブラシというイメージにより近いのはサラシナショウマである。


2007/10/1 富岡町 大倉山 撮影:黒田豊(双葉郡楢葉町)氏


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