ノブキ 【野蕗】 キク科ノブキ属 学名:Adenocaulon himalaicum 

  北海道から九州、朝鮮・中国・ヒマラヤに分布し、山地の木陰や谷間の湿った山道の腋や谷川の岸などに生育し、普通に見られる高さ60〜100cmの多年草。
。葉は薄くて大きく地面に広がる。葉柄には翼があり、裏面脈上には毛がある。8〜10月花茎を形成し、茎の上部に白い小さな頭花を多数順次咲かせる。花は白色で雌花は頭花の周辺部にあり、中心には雄花がある。果実には粘液を出す濃紫色の粘腺点があり、これで動物に付着して種子を散布する。粘着型のやっかいな引っ付き虫の1つである。


 2006/9/16  木戸川渓谷 撮影者:黒田豊(楢葉町)

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