ナツヅタ 【夏蔦】 ブドウ科 学名:Parthenocissus tricuspidata

 秋の紅葉が美しく、古来から日本人に好まれた植物。古名の「アマヅラ」は、茎から甘い液が出ることからつけられた名前。
室町時代の初期までは、早春に茎を切って出てくる液を集め、煮詰めて作った「甘葛煎(あまづらせん)」が貴重な甘味料だった。
 夏の間だけ葉が青々と茂るので「ナツヅタ(夏蔦)」。冬も緑のキヅタは「フユヅタ(冬蔦)」と呼ばれる。


2001/5 双葉郡浪江町幾世橋
ナツヅタ 【夏蔦】 ブドウ科

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