ナツツバキ 【夏椿】 ツバキ科  学名:Stewartia pseudo-camellia 

別名:シャラノキ(娑羅の木) 落葉高木 宮城県以西の本州、四国、九州に分布
 花は直径5cmほどで、花弁には繊細なしわがある。5枚の花弁の内最も外側の1枚はやや緑色を帯びている。
目立つ花ではないが、山路を歩いていると道に落ちていることで、気づくことが多い。
 葉は落葉と常緑でかなり質感は異なるが、ツバキ科であると言われると、なるほど端正なヤブツバキの葉と似ている。
樹皮は生長すると斑紋状にはげ落ち、つるつるとして滑りそうである。ナツツバキの他、リョウブも同様な樹皮をしている。
ナツツバキは同属のヒメシャラとともに、シャラノキと呼ばれることも多い。沙羅の木であり、お釈迦様が修行した沙羅樹をイメージしたものであるが、沙羅樹とは別種である。
 近年家庭でも植栽されることが多くなったが、夏の高温・乾燥には弱く、植栽する場合には、乾燥しない場所を選ぶ必要がある。
自然の生育地も谷筋であることが多い。倒伏して幹が埋没し、これから多数の幹が再生している状況も見られ、崩壊跡地にもよく耐えて生育している。


2002/6/16 原町市片倉字羽山 はらまちラワーランド
ナツツバキ 【夏椿】 ツバキ科
2001/6/30 双葉郡浪江町塩浸
ナツツバキ 【夏椿】 ツバキ科
2005/6/23 双葉郡双葉町新山広町80 ↓福島県立双葉高等学校正面玄関前

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