ミネウスユキソウ 【峰薄雪草】 キク科ウスユキソウ属 学名:Leontopodium japonicum var. shiroumense

 本(中部)に分布し、乾燥した草地や礫地に生えるウスユキソウの高山型で、高さは10cmぐらいの多年草高山型変種。
 茎葉は披針形〜長楕円形で先はとがる。表面は綿毛は少ないが、裏面は綿毛が密生する。花弁のように見えるのは苞葉。葉は細長いだ円形で、葉裏は白い綿毛が密生して緑白色を帯びる。花が咲くときには茎のしたのほうの葉は枯れる。
 花期は7〜8月で、はじめは黄緑色でしだいに茶色に変わる小さな花を、白い綿毛のついた葉の上にいくつかつける。頭花は花茎の先に数個つき、柄はないか、あってもごく短い。
 ウスユキソウはそのほとんどが中央アジア、ヒマラヤにあるといわれている。ウスユキソウとは変化が連続していて、どちらともつかない中間型がみられる。


2008/7/30 至仏山 撮影:黒田豊(双葉郡楢葉町)氏

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