マンリョウ 【万両】 ヤブコウジ科ヤブコウジ属 学名:Ardisia crenata

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
常緑小低木。林内に生育し、また冬に熟す果実が美しいので栽培され、特に名前がめでたいのでセンリョウ(千両)などとともに正月の縁起物とされる。
ヤブコウジと同属であるが直立して高さ数十cmになり、葉は縁が波打ち互生する。
葉の波状に膨れた部分には共生細菌が詰まった部屋が内部に形成されている。
また、葉は光に透かすと黒点が見える。
花は白色で夏に咲き、小枝の先に散形花序をなす。果実は液果で冬に熟し、普通は赤いが栽培品種には白や黄色のものもある。
いわゆる古典園芸植物のひとつで、江戸時代には葉が縮れたりした変異個体が選抜されて、多様な品種群が栽培された。関東からインドまで野生する。


2001/4 双葉郡浪江町西台
マンリョウ 【万両】 ヤブコウジ科

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