常緑多年生草本。日本の温帯域に生育し、落葉広葉樹林の林床で、光が少なくササ類のほとんどないやや湿った樹林下に群生する。 他の林床植物が繁れば競争に負ける。群生地の数が少ないのは胞子による繁殖が少ないから。 日本では北海道、本州、四国、九州に分布し、国外では東アジア、北米などに広く分布。 県によっては生育地がきわめて限定されており、個体数もごく少なく、分布上貴重。 茎は地中を長く這い、まばらに直立する側枝を地上に出す。