キャラボク 【伽羅】 イチイ科イチイ属 学名:Taxus cuspidata var nana Rehd.

別名: キャラ、ダイセンキャラボク
分布:イチイの変種で、本州の日本海側(秋田県乳頭山〜鳥取県大山)に分布。 花期:3〜5月 果熟期:9月
 高さ1〜3mになる常緑低木。主幹がはっきりせず、地面を這うことが多い。
葉は線形で、不規則にらせん状に枝につき、イチイのように2列に並ぶことはない。雌雄異株。
種子は直径3〜4oの球形で、花のあと肥大して球状になった仮種皮に包まれる。
材にわずかな香気があるためインド産の香木伽羅にちなんだもの。亜高山〜高山の風衝地に生育する。
栽培:樹勢は強健で日当たり、日陰にも強く、樹下や建物の北側の植栽にも適する。樹齢がたつと移植が困難になるので、前もって根回しをして植え替える。
 剪定が出来、刈り込んで生垣や玉作りにし、この他曲幹作り、流枝作りなどに仕立てる。繁殖は充実した前年枝を挿し木とする。


2008/10/16 双葉郡楢葉町 撮影:黒田豊(楢葉町)
キャラボク 【伽羅】 イチイ科
2001/4 双葉郡浪江町西台
キャラボク 【伽羅】 イチイ科

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