クサギ 【臭木】 クマツヅラ科クサギ属 学名:Clerodendrum trichotomum

 枝と葉に強い臭気がある樹高3〜5mの落葉低木。樹皮は灰色〜暗灰色で皮目が多く、縦に裂け目ができる。
葉は単葉で対生。葉身は長卵形または広卵形 葉の表面は濃緑色。 裏面は淡白緑色。 両面とも葉脈上に毛がある。
 葉縁は細毛があり、全縁または低く小さい鋸歯。 葉先は鋭尖頭。
枝先や上部の葉腋から集散花序をだし、芳香のある花を多数つける。花冠は5裂し、裂片は平開。裂片は白色で花筒は紅紫色。
蕚は紅紫色を帯び、5浅裂する。萼片は、果実の時期まで残り、星型に開いて美しい紅色に変わる。
中心の果実は直径6〜7mmで、10月ごろ光沢のある藍色に熟す。これをわらの灰汁で煮た液は染料に使われる。
分布 北海道、本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯に生育。花期:7月〜9月 果期:10月〜11月


蕾 2001/8/7 双葉郡葛尾村小出谷
クサギ01 【臭木】 クマツヅラ科

花 2001/8/19 双葉郡葛尾村小出谷
クサギ02 【臭木】 クマツヅラ科


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