クロマツ 【黒松】 マツ科 学名:Pinus thunbergii

 花期:春 松の木の樹皮の色で、アカマツとクロマツがあり、日本庭園にはよくあう。
 常緑針葉高木。樹皮は灰黒色を呈し、幼樹では薄いが、老樹では厚く亀甲状に裂け目を生じる。
樹冠は通常円錐形をなし、老樹においては枝太く、水平に開出し、傘状を呈する。
葉は短枝上に2個づつ束生し、基部に葉鞘があり、太くて濃緑色をなし多少よれ曲がる。
雌雄同株。球果は1〜2個以上枝梢に生じ、卵形ないし卵状円錐形で淡褐色を呈する。
種子は倒卵形または菱状楕円形で翼は披針形で15〜16mmである。
分布: 日本および朝鮮半島南部に自生する。天然分布の北限は41゜34´で、南限は29゜03´である。
用途: 材は建築用材、器具材、土木用材、パルプ材などで、樹幹より松脂をとり、葉より香油をとる。
木は庭園、盆栽用とされ、防風、防潮林に昔から造林されている。


クロマツ 【黒松】 マツ科

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