クヌギ 【櫟・椚・橡・櫪】 ブナ科コナラ属 学名:Quercus acutissima

 新緑・紅葉がきれいな樹高15-20mの落葉樹。
クヌギの語源は国木(くにき)からという説がある。古名はつるばみ。漢字では櫟、椚、橡などと表記。
 日本では岩手県・山形県以南の各地に広く分布する。低山地や平地で照葉樹林に混成して生える。
また、薪炭目的の伐採によって、この種などの落葉樹が優先する森林が成立する場合があり、往々にして里山と呼ぶのはこのような林であることが多い。また、これを薪炭用材として人為的に植えられた物も多い。
 樹皮は暗い灰褐色で厚いコルク状で縦に割れ目ができきる。 葉は長楕円形で周囲は鋸歯状で、互生する。
花は雌雄別の風媒花で4-5月頃に咲き、雌花は受粉すると実を付け翌年の秋に成熟し、実は他のブナ科の樹木の実とともにドングリとよばれる。
ドングリの中では直径が約2cmと大きく、ほぼ球形で、半分は椀型の殻斗につつまれている。殻斗のまわりにはたくさんの鱗片がつく。実は渋味が強いため、そのままでは食用にならない。


2002/4/26 いわき市久之浜町 いわき海浜自然の家エリア内
クヌギ 【櫟・椚・橡・櫪】 ブナ科

2001/6/22 いわき市久之浜町 いわき海浜自然の家エリア内
クヌギ 【櫟・椚・橡・櫪】 ブナ科


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