コウボウムギ 【弘法麦】 カヤツリグサ科スゲ属 学名:Carex kobomugi

別名:フデクサ(筆草) 花期:春 分布:北海道、本州、四国、九州の海岸砂地。
 別名のフデクサ(筆草)というのは,根元の古い葉鞘の繊維が筆に似ているから弘法大師の筆に見立てたもの。コウボウムギのコウボウも同じ意味。
  同定のカギ:海岸に普通に見られ、雌雄異株で長い根茎を持つ。コウボウムギは、近縁種のエゾノコウボウムギとは果胞が背曲しないことで区別される。
 ノート:岡山県では瀬戸内沿岸に分布するが、最近の護岸工事などで生育地が狭められている。コウボウムギは根茎の節に繊維が残り、ちょうど太い筆のようになる。これを弘法大師の筆に見立て、果胞が麦を思わせることから「弘法麦」の名がある。


2001/6/5 いわき市四倉町 四倉海岸
コウボウムギ 【弘法麦】 カヤツリグサ科

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