カラハナソウ 【唐花草】 クワ科カナムグラ属 学名:Humulus lupulus var. cordifolius 

 中部地方以北の日当たりの良い山地に自生するひざ〜背丈以上(つる草)のつる性の多年草。
 ビールの原料になるポップに近縁な植物。都市周辺ではあまりないが、少し涼しい高原へ行くと、林の縁にいくらでもからみついている。花期は7〜9月(晩夏〜初秋)で、雌雄異株。雄花は房状につき、雌花はまり状につく。
 葉の形は、生育段階によって葉の形は変化が多く、若い個体では、葉の縁が鋸歯のように切れ込むこともある。果実は4〜5cmの大きな卵形で、花の時期よりもよく目立つ。
 腺点が多く苦味が強い西アジア原産でビールの苦味料として使われるホップ(セイヨウカラハナソウ)の日本産野生種で「野生のホップ」と呼んでいる。


2007/10/30 双葉郡楢葉町 撮影:黒田豊(双葉郡楢葉町)氏

2007/9/2 いわき市勿来 仏具山 撮影:黒田豊(双葉郡楢葉町)氏

2001/7/25 耶麻郡北塩原村 裏磐梯 レンゲ沼周辺


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