ジュンサイ 【蓴菜】 スイレン科ジュンサイ属 学名: Brasenia schreberi

多年生の水生植物。澄んだ淡水の池沼に自生。若芽の部分を食用にするため、栽培されている場合もある。
 ハゴロモモ科(別名ジュンサイ科:スイレン科に含めることもある)に属し、スイレンなどと同じように葉を水面に浮かべる水草である。
 葉は楕円形で、葉柄は裏側の真ん中に着いている。ハスの葉と同じような付き方である。
地下茎は水底の泥の中にあるが、そこから葉柄をのばすのではなく、茎が伸びて水面近くまで達する。
この茎からまばらに葉柄をのばし、その先に葉をつける。茎の先端の芽の部分や若葉の裏面は寒天質の粘液で厚く覆われ、ぬめりがある。
花は茎から水面に伸びた柄の先につく。スイレンの花を細くしたような姿だが、花弁は紫褐色であまり目立たない。
食材:若芽は日本料理で食材として珍重される。秋田県の郷土料理とされ、同県の三種町は生産量日本一である。


2001/7/25 耶麻郡北塩原村 裏磐梯 レンゲ沼付近
ジュンサイ 【蓴菜】 スイレン科

2001/8/24 山形県東村山郡山辺町畑谷 山形市少年自然の家エリア内
ジュンサイ 【蓴菜】 スイレン科


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