ジガバチソウ 【似我蜂草】 ラン科クモキリソウ属 学名:Liparis krameri

 北海道から九州、朝鮮に分布する草丈8〜20cmの多年草。アカマツ林やコナラ林などの二次林に時折成育するランであり、どちらかといえば尾根筋などの落葉量が少なく、安定した立地に生育する。
花期:5月〜7月、数個から10(20)ほどの花を咲かせ期間があまり長くない。
花の色は緑色から黒褐色のものまであり、和名は花冠の形、模様がジガバチを連想させることから付いた。花の大きさは1.5〜2cm。 側花弁、唇弁とも先が尾状に伸びる。
地下に球形のバルブがあり、2枚の葉を出す。葉は長さ3〜8cmで、横の脈が目立ち、網目状の模様がある。  よく似た姿の植物にクモキリソウがあるが、それよりもやや明るい時々陽の射すような林床に生えている。土地によっては絶滅危惧U類


2007/6/15 双葉郡楢葉町 撮影者:黒田豊氏(楢葉町)

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