ヒメシロネ 【姫白根】 シソ科シロネ属 学名:Lycopus maackianus

 北海道、本州、四国、九州の低地〜山地の湿地や湿った草地などに生え、茎の高さは30〜70cmの多年草。
 夏〜秋、8〜10月頃、葉腋に、長さ約5mmの白色の花を多数つける。花冠は上唇と下唇からなる唇形。上唇は先が浅く2裂し、下唇は3裂する。萼は5個に裂け、裂片は刺状で先は鋭くとがる。葉は対生し、披針形〜広披針形で、厚く光沢がある。縁には粗い鋸歯がある。
 シロネに似るが、全体小型で対生する葉が「シロネ」より狭いことや茎が細いことから「姫」がついて命名された。


2008/8/26 双葉郡楢葉町 撮影:黒田 豊 氏(楢葉町)


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