ハンカチノキ 【鳩の木】 ダビディア科 ミズキ科 オオギリ科 学名:Davidia involucrata 

 属名のダビディア(Davidia)で呼ばれることも多い。

    《新エングラー体系では1属1種のハンカチノキ科(ダビディア科:Davidiaceae)としていた。クロンキスト体系ではミズキ科に入れ、新しいAPG植物分類体系ではヌマミズキ科に入れている。》
    ハンカチノキ科Davidiaceaeは1種のみからなる。ヌマミズキ科Nyssaceaeに近いが、大きな包葉があり、子房は6〜10室なので区別される。
 中国南西部の四川省・雲南省付近原産の高山に自生する珍しい落葉高木。
落葉性の高木で1800年代の後半に発見された。ある程度の大きさにならないと開花しないため、日本でも植物園などの公共施設で開花する木がちらほら見られ。
 花は4〜5月に開花し丸い花を包むようにして付く大小2枚の白く色づいた”ほう(葉が変化したもの)”がハンカチが枝にぶら下がっているように見える。
花についた白い大きな2枚の苞葉が垂れ下がりよく目立つため、日本では「ハンカチの木」とか「幽霊の木」とか呼ばれる。英語では"Dove tree"(鳩の木)などという。
 花はハナミズキのような頭状花序になり、2枚の苞葉(ハナミズキの場合は4枚)に囲まれる。果実は堅果で複合果となる。フランス出身の神父・生物学者であるアルマン・ダヴィッド(Armand David)が初めて報告したため、彼を記念してDavidiaと命名された。現在では世界的に栽培されている。

2010/6/8 双葉郡浪江町西台字台
ハンカチノキ
2010/4/6 双葉郡浪江町西台字台 後方は西洋シャクナゲ(ルーズベルト)
ハンカチノキ

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