アオヤギソウ 【青柳草】 ユリ科シュロソウ属 学名:Veratrum maackii var. parviflorum

 北海道・本州(中部以北)に分布し、山地の林下や湿った草原に生え、高さ0.5〜1mになる多年草。
葉は茎の下部に集まり、長楕円形で基部は茎を抱く。6〜8月、茎頂に円錐花序を出し、直径8〜10oの黄緑色の花を多数つける。花は雄花と両性花がある。花が暗紫褐色のものをシュロソウまたはオオシュロソウといい、どちらも茎の基部に古い葉鞘の繊維がシュロ毛状に残る。
 花茎を伸ばす前の葉の形はエビネかなと思う位似ているけれど、やはり黒紫色の花をつけるシュロソウの方がそっくりである。
 和名は花の色が緑色そして葉が柳の葉に似ているからと命名された。上部の葉は細いけれど基部の葉が大きいのでとても柳の葉とは思えない。


2008/7/30 至仏山 撮影:黒田豊(双葉郡楢葉町)氏
2007/7/8 秋田駒ヶ岳 撮影者:黒田豊(楢葉町)

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