北海道から本州、四国の山地の日当たりのよい高山や深山などの岩場や道沿いの斜面などに群落を形成して生える常緑小低木。日本固有種で岩礫地に多い小低木。植物体に赤褐色の長毛が多い。 葉の長さは1.5〜3cm、茎の下部は地面を這い、5月から7月にかけ、葉腋から数cmの花柄を出し先端に1個の白い小さな花を咲かせる。若枝には赤褐色の毛が多い。 別名:イワハゼ 和名は赤桃がなまったもの(シラタマノキという白い実をつける植物に対比してつけられた名前)。釣り鐘形の白い花が下向きに咲き、果実は秋に赤く熟し、甘みがありおいしく食べられる。
撮影:双葉郡楢葉町 黒田豊氏 2005.7.17 一切経山・五色沼・家形山