本州・四国・九州・東南アジアの山野に自生する落葉高木。 名の由来は新芽が鮮紅色である、葉が柏のように大きくなることから。 二次林に多く、空き地などによく生えてくる、典型的なパイオニア植物である。 雌雄異株で、樹高は5〜10mに達する。裏に黄色の腺点があってアリが集まることもある。 初夏、白色の花を穂状につける。果実は秋に熟し、刮ハで軟針がある。 樹皮は日本薬局方に記載の生薬で、これを煎じたものは胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多症に効果があるとされる。
2001/7/7 (蕾 2001/6/22)いわき市久ノ浜町田之網 いわき海浜自然の家エリア内